地域の担い手不足解決のために、異色の「若手専用マンション」を建設!

株式会社 渡辺組 代表取締役 渡辺勇喜さん

オホーツク地方を拠点に、建設業だけでなくホテル運営や食品加工など、地域課題に寄り添う事業を展開している「株式会社 渡辺組」。2020年に6代目社長へ就任した渡辺勇喜さんは、全日本空輸株式会社(ANA)で培ったマーケティングや事業開発の経験を生かし、「この町で挑戦したい」と思える地域づくりも推進しています。120年続く企業のバトンを受け継ぎ、地域とともに描く未来を伺いました。

地域課題を、未来につながる仕事へ。

1906年に創業した総合建設業「株式会社 渡辺組」。渡辺さんは、渡辺組を営む家庭の次男として育ち、北海道大学経済学部卒業後、全日本空輸株式会社(ANA)へ入社しました。営業や新規事業開発に携わる中で、「ANAのふるさと納税」の立ち上げにも参画。企画立案から自治体営業、サイト運営まで一貫して経験し、事業を形にしていく力を培いました。

13年間ANAで働くも、高齢の父や周囲から「建設業を継ぐなら早い方がいい」との声を受け、2018年に遠軽町へUターン。当時は建築や土木の知識も少なく、現場に足を運び、社員や地域の人たちとの信頼づくりからスタート。

2020年に6代目社長へ就任しましたが、同時にコロナ禍が到来し、地域との接点も失われました。
「不安はありましたが、人材確保や既存事業を見直す時間に変えていきました」

「働きたい」と思われる環境づくりに注力

株式会社 渡辺組 代表取締役 渡辺勇喜さん

渡辺組は建設業だけでなく、ホテル運営や食品加工、高校生向け下宿事業、ジビエ事業など幅広い事業を展開しています。その根底にあるのは、「地域課題を仕事に変える」という考え方。

例えば、高校生向け下宿事業は、遠軽高校へ通う町外生の住まい不足をきっかけに始まりました。ジビエ事業も、エゾシカ被害の解決と地域資源の活用を両立するための挑戦です。

2025年からは、「遠軽ブラックストーンズ」という地域プロジェクトを始動。白滝地区で見つかった国宝の黒曜石をモチーフに、スポーツチームや地域企業、行政が同じブランドでつながることで、地域の一体感づくりを進めています。

「一次産業が盛んなオホーツク地域は、今後さらに重要な地域になると考えています。この地域を支えるには、担い手が必要。『ここで挑戦したい』と思える環境を作ることも役割だと思っています」

現在、グループ全体で約130人の従業員が働いており、若手人材の確保や育成を重要なテーマに据えています。そうした中で取り組んだのが、若手向けの社宅や外国人向け寄宿舎の整備です。

特にオホーツクの建設業界で初の「若手専用マンション アビタフロンティア」は、社員寮のイメージを変える1R約42平米、独立キッチンやバスルームを備えた贅沢なしつらえ。さらに近年は、プライベートを充実させるための働き方改革や社内交流会なども取り入れています。

「チャレンジしやすい環境を整えることで、従業員のエンゲージメントも高まり、会社全体の成長につながっていくと思っています。取捨選択しながら、一つひとつの事業をより良い形にしていきたいです」

BOSS TALK
本インタビューはUHB(北海道文化放送)のトーク番組「BOSS TALK」とのコラボ企画により収録されました。北海道を愛し、北海道の活性化を目指す“BOSS”が北海道の未来と経営について楽しく、真剣に語り合う“TALK”番組。独立するまでの道のり、経営者としての思い、転機となった出会いや目指す未来などを語ります。UHBにて毎週火曜日深夜0時15分〜放送中!

採用のプロに無料で相談してみませんか?

Writer

ヒトキタ編集部 小林 陽可


Profile

求人営業部での法人営業を経験した後、WEB記事のライティングや自治体への移住施策企画のディレクション等に従事。現在は広報業務・営業支援を行う。