
北海道共通ポイントカード「EZOCA」を運営する株式会社リージョナルマーケティング。2019年に代表取締役社長へ就任した渡部真也さんは、「応援したい」という感情を北海道経済全体につなげる仕組みづくりを進めています。社員たったの1人から始まった組織は、現在30名規模へ拡大。組織の成長を支える、挑戦を歓迎する風土づくりや、人材育成への考え方について伺いました。
社員1人から始まった、北海道発の新サービス
北海道共通ポイントカード「EZOCA」の運営を中心に、地域企業や自治体のマーケティング支援を行う株式会社リージョナルマーケティング。上川町出身の渡部真也さんは「TSUTAYA」で知られるカルチュア・コンビニエンス・クラブで、Tポイント事業や経営企画などを担当していました。
その後、転職エージェントを通じてサツドラホールディングス株式会社の富山浩樹社長と対面。2013年にサツドラに入社し、その2カ月にグループ会社であるリージョナルマーケティングへ出向することになります。
「当時はちょうど北海道共通ポイントサービス立ち上げの構想が進んでいました。ただ、会社は設立直後で社員は私たったの1人。サービス名も何も決まっていない状態から、ゼロベースで進める必要があったんです」
さらに、当時は全国規模の共通ポイントサービスが広まり、新規参入するには遅れをとっている状況でした。しかし、長く関東圏で働いていた渡部さんは企業同士や地域、利用者との距離が近い北海道ならではの可能性を見出します。
転機となったのが2014年、北海道コンサドーレ札幌との連携。「コンサドーレEZOCA」を利用すると、利用額の0.5%がチームへ還元されるというもので、ファンの新規加入や来店数が増加。これを皮切りに、自治体や企業などとの連携が広まっていきました。
失敗は成功のための資産。チャレンジできる環境を整える

入社当初たった1人だった社員数は、現在30名。道外出身者や、渡部さんのようなUターン人材も多く在籍。「北海道を客観的に見られる視点」を大切にしているといいます。
組織づくりで大切にしているのは「失敗を恐れない」挑戦できる環境づくり。その背景には渡部さんご自身の経験も影響しています。
「私自身、高校時代は進学や就職に疑問を抱いてカナダへ渡り、また戻ってきて改めて大学へ入り直して…と、ここに来るまで紆余曲折の人生を歩んでいます。自分自身が完全な人間ではないことを承知しているからこそ、挑戦した結果の失敗に対して寛容でありたいのです。失敗は次の成功につながる資産。判断が迫られた時は、時間をかけて正解を探すよりも、真っ先に行動してみることが大切。経験の蓄積が自分なりの判断基準や物差しになっていく、そんなことを社員たちに伝えています」
BOSS TALK
本インタビューはUHB(北海道文化放送)のトーク番組「BOSS TALK」とのコラボ企画により収録されました。北海道を愛し、北海道の活性化を目指す“BOSS”が北海道の未来と経営について楽しく、真剣に語り合う“TALK”番組。独立するまでの道のり、経営者としての思い、転機となった出会いや目指す未来などを語ります。UHBにて毎週火曜日深夜0時15分〜放送中!
Writer
ヒトキタ編集部 小林 陽可
Profile
求人営業部での法人営業を経験した後、WEB記事のライティングや自治体への移住施策企画のディレクション等に従事。現在は広報業務・営業支援を行う。