定着に大切なのは、冠婚葬祭業ならではの「誇り」に共感できる仲間づくり

AP新道さま
株式会社あいプラン 代表取締役 新道いくみさん

「やわらぎ斎場」の運営で知られ、創業95年を迎える株式会社あいプラン。冠婚葬祭を中心に多彩な事業を展開する同社では、社員が長く働き続けられる組織づくりにも力を入れています。代表取締役の新道いくみさんが大切にしているのは、働きやすさだけではなく「この仕事に誇りを持てること」。現場との距離を縮め、会社の思いを伝え続ける採用・定着の工夫について話を伺いました。

「まずは顔を覚えてもらう」
現場との距離を縮める理由

冠婚葬祭業を営む家庭で育った新道さん。実は家業を継ぐつもりはなく、大学卒業後は一般企業で約6年間キャリアを積んでいました。しかし父の急逝をきっかけに家業へ戻り、2024年に29歳の若さで代表取締役へ就任。サラリーマンから一夜にして突如1500人を率いる経営者となり、戸惑うことが多かったと話します。 「まずは顔を覚えてもらうために、できるだけ現場へ足を運ぶようにしました。何もかもが不慣れな私に対して、社員は人の死に向き合うという職業柄かしっかりと気持ちを切り替えられる方ばかり。この2年、社員と力を合わせて会社を前へ進められたのも、父の代から築かれてきた社風のおかげだと思っています」

現在、社員の平均年齢は40代後半。中には、60年近く勤務する80代のアルバイトスタッフもいるなど、長く働き続ける人が多いことも同社の特徴です。 「父の代から続けているのが、中途社員も対象とした毎月の入社式です。『この年になって入社式なんて恥ずかしい』という方もいますが『特別な気持ちになれてうれしい』と言ってくださる方もいます。新しく入ってくださる方を、きちんと仲間として迎えたい。その姿勢は創業時から変わりません」

仕事への誇りが
長く働き続けられる理由

MP植島さま

採用では待遇だけを伝えるのではなく、冠婚葬祭業ならではの意義を理解してもらうことを大切にしています。
「この仕事には土日が休みではなかったり、お葬儀が平日の夜から始まったり、この業界特有の働き方があります。入社後のギャップをできるだけ少なくするために、大変な部分も隠すことなく、きちんとお伝えするようにしています。ただ、働きやすい環境ももちろん大切ですが、冠婚葬祭という一人ひとりの人生に寄り添う職業だからこそ、自分たちの職業に『誇り』を持つことが何より大切です。その思いに共感してくださる仲間を増やしていくことが、定着につながると考えています」

2026年からは「つながりをかたちに」を合言葉にリブランディングも実施。会社全体で目指す方向性を共有することで、部署を超えた一体感も高まっているといいます。さらに、飲食店や植物専門店といった新事業にも積極的に展開中。今後はグループ全体の魅力を広げ、多様な人材が活躍できる会社づくりが目標です。
「父が長年築いてきた土台があるからこそ、新しい挑戦ができる。この柔軟さも、あいプラングループの強みだと思っています」

BOSS TALK
本インタビューはUHB(北海道文化放送)のトーク番組「BOSS TALK」とのコラボ企画により収録されました。北海道を愛し、北海道の活性化を目指す“BOSS”が北海道の未来と経営について楽しく、真剣に語り合う“TALK”番組。独立するまでの道のり、経営者としての思い、転機となった出会いや目指す未来などを語ります。UHBにて毎週火曜日深夜0時15分〜放送中!

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Writer

ヒトキタ編集部 イホリ


Profile

札幌・函館・北見エリアの求人営業を経験後、現在は採用お役立ち記事の制作や自社メディア・イベントの販促、企業向けマーケティングを担当。