変わるのは「働き手」だけじゃない?店の雰囲気を明るく変えた、はじめての外国人採用

油そば専門店たおかの店前にて集合写真
左から濱口さんと代表の三浦さん、この春入社したミャンマー人のズィンさん。

札幌を中心に「油そば専門店 たおか」を4店舗展開する株式会社油そば北海道。店舗での深刻な人手不足に直面するなか、北海道アルバイト情報社(以下HAJ)の外国人材紹介サービスを利用して2026年4月、ミャンマー人女性3名を迎え入れました。代表取締役の三浦雅弘さんと、店舗での教育を担う濱口さんに詳しいお話を伺いました。

決断の理由は「外国人採用のリアル」までを知れた信頼感。

2011年、札幌・平岸駅近くに1店舗目を開店して以来、根強いファンを増やし堅実に店舗数を拡大してきた「たおか」。

一方、働き手についてはいくら募集をかけても、応募数の減少が目立つようになり、首都圏を訪れた際にたくさんの外国人が活躍するのを見て「ゆくゆくは活用しなければ」という思いがあったと振り返ります。

そんな折に参加したのが、HAJが開催している外国人採用についてのセミナー。三浦さんは、ここで大きな感銘を受けたといいます。

「採用の事例として、数年前から外国人材を多数受け入れていた寿司チェーンの担当の方が登壇されていました。『いいことしか言わないだろう』と思いきや、その方の口から語られたのは、外国人採用の良い面だけでなく、言葉の壁や文化の違いにまつわる苦労の中で試行錯誤をしてきたこと。赤裸々な面まで伝えてくれたことで、信頼が置けそうだと実感したんです」

一方で、HAJの外国人材紹介サービスでは煩雑な手続きを顧問行政書士等を通じて対応してくれる点にも魅力を覚えたそうです。
「入国前の現地面接から、入国のお迎えや役所への届け出など…まるごと代行してくれると聞いて、『それならウチでもできそうだな』と感じたのが、決断の後押しになりました」

入国前の準備で、外国人も受け入れ側も万全の体制に。

HAJの外国人材紹介サービスへの申し込みを経て、オンライン面接を行ったのは2025年の春のこと。日本語検定の保有者に絞られた6名と画面越しに向き合いました。その時の印象を三浦さんに問うと「熱かったですねえ」と笑顔。

「たどたどしさの残る日本語ではありましたが、ハキハキと自己紹介する姿を見て、画面越しでも『日本で働きたい!』という強烈な熱意を感じたんです。そこから当初の採用予定人数の2名に絞ることがどうしてもできなくて。予算オーバーを覚悟で、結局3名を採用することを決意しました。本音を言えば、6名全員採用したかったぐらいですけどね(笑)」

入社が決まった後、三浦さんからのバトンを受け継いだのは、教育係の濱口さんです。受け入れにあたり、まず取り組んだのは社内の準備でした。

「HAJが開催している『やさしい日本語教室』を勧められて、『これは全社的に学ぶべきだ』と、毎月の定例会に日本語教師の方を招いてみんなで勉強していきました。さらに、差別的な扱いをしないことや、たとえ伝わらなくてもたくさん話しかけることなど、HAJからアドバイスを受けながら準備を進めていきました」

さらに、3人が入国する前に基本的な接客用語や、「はし」「どんぶり」「おひや」といった店で使用する用語をまとめたデータを作成し本人たちへ送付。店舗で使うマニュアルや食券の全ても、ふりがなをふっていきました。こうした準備のお陰で、入社する頃には3人ともひらがな・カタカナを読めるほど上達していたそうです。

「何より、準備を整える工程でスタッフたちみんなが歓迎ムードになってくれたのが嬉しかったですね。入社してすぐにスタッフを集めて焼肉に行ったんですが、在籍中のパートさんたちがとても喜んでいて、我先にと彼女たちに声をかけてくれました。おかげで一気に打ち解けることができました」

三浦さん(右)と濱口さん(左)。濱口さんは、入社時には電車の乗り継ぎ方を教えたり、家具家電を揃えたりといった生活する上での準備もしたそうです。

いずれは店長やメニュー開発も任せたい!

この春に入社した3人のミャンマー人女性は、3か月目ですでに周囲のスタッフが太鼓判を押すほどの活躍ぶり。彼女たちの一生懸命なふるまいに日本人スタッフたちも影響されて、お店全体が活気づいているといいます。

「3人とも明るい挨拶はもちろん、掃除は皆が驚くほどピカピカに磨き上げてくれます。『たおか』では麺のゆで加減に非常に気を配っているのですが、彼女たちの丁寧な仕事ぶりを見ているとそれも任せて心配ないだろうと、最近では調理のほうも少しずつ練習して貰うようになりました。いずれは店長や教育係として、あとはメニュー開発なんかも一緒にやっていけたらと考えています。僕らからすると、まるで罰ゲームのような辛い食べ物も涼しい顔で食べるので、激辛マニアに向けた商品展開は適任だろうな、なんて(笑)」

最後に、三浦代表に外国人受け入れへのアドバイスを伺うと、迷わずこう答えてくれました。
「とにかく一歩踏み出して、採用してみないと分からないことばかりです。人口減少に従って人手不足が続くのは確実に目に見えているのですから、結果を考えるよりも、まずは受け入れてみる。そこから、試行錯誤をしていく過程で、色んな可能性が開けていくでしょう。実際、私たちにとっては、組織が変わるチャンスにもつながったと実感しています」

親交を深めてもらうために、入社後「たおか」のスタッフ一同の案内で安平町の花畑に訪れました。左からズィン・マー・ナインさん、ナン・ケイ・カインさん、ニン・イ・ピョーさん。

株式会社油そば北海道
2011年(平成23年)、札幌・平岸に「油そば専門店 たおか」1号店をオープン。専用の中太縮れ麺に特製ダレ、酢、ラー油を混ぜ合わせて味わう油そばの専門店として、辛さ・酸味・塩気が一体となった一杯で熱烈なファンを持つ。現在は平岸店のほか、宮の沢店、北24条店、南郷7丁目店の4店舗を展開。

 北海道での特定技能外国人採用_HAJのサービス
 

北海道で採用一筋50年以上の北海道アルバイト情報社が提供する「特定技能支援サービス」についてご紹介します。

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Writer

ヒトキタ編集部 小林 陽可


Profile

求人営業部での法人営業を経験した後、WEB記事のライティングや自治体への移住施策企画のディレクション等に従事。現在は広報業務・営業支援を行う。